口座間のQR決済はベトナムの日常に根付いています。カフェや店、市場のレジにVietQRが置かれていることも珍しくありません。現地の利用者には簡単でも、旅行者は自分の銀行やウォレットが国内または国際連携の対象か確認する必要があります。
同じ四角いコードでも仕組みは三通り
QR決済はまず少額で試す
VietQRは共通規格であり、旅行者用ウォレットではない
NAPASと参加銀行は、支払い・送金情報を共通のQR形式で扱えるようVietQRを開発しました。ロゴからコードの背後にある決済ネットワークは分かりますが、旅行者にベトナムの銀行口座が作られるわけでも、海外の銀行アプリから必ず送金できるわけでもありません。
越境QRは国や提携先ごとに広がっている
NAPASは、近隣国や地域の一部との連携開始・拡大を発表しています。中国やシンガポール向けの案内では、参加銀行や決済事業者の間で支払いが行われます。便利な進展ですが、どの海外アプリでも使えるわけではありません。出発前に、自分のアプリが対応する国、口座・カード、加盟店の範囲を確認しましょう。
印刷されたQRコードはもう一度確認する
店によっては銀行口座のQRコードを印刷して掲示し、客が金額を入力します。アプリに表示された受取人名が、支払う店や相手と一致するか確認してください。読めない画面は承認せず、急かされても最後の金額確認を省かないようにしましょう。
スマホ決済にはスマホ側の備えも必要
モバイル通信、バッテリー、アプリへのログイン、使える認証方法までがスマホ決済の一部です。QRとは別に、実物の銀行カードと次の食事や移動に足りるドンも用意しましょう。最後の確認だけ通らないときこそ、この予備が役立ちます。
現金への切り替えは失敗ではない
小さな店では、お釣りを用意しなくてよいQR決済が好まれることもあります。それでも現金はごく普通に使え、便利です。自分のウォレットが非対応なら、店の人に海外アプリの不具合対応を頼むより、ドンで支払うほうがすっきり解決します。使えるときはQR、使えないときは落ち着いて別の方法へ切り替えられる準備が、旅行者には最も実用的です。
