タイではQR決済が日常の買い物に深く根付いています。カード端末がない小さな店でも、PromptPayのQRコードを掲げていることがあります。住民には普通の支払い方ですが、海外旅行者が使えるかどうかは、アプリ、居住国・地域、決済経路の組み合わせで決まります。
タイのQR決済、3つの仕組み
普段の銀行アプリで払えない理由
QRコードに入っているのは支払い先の情報で、どのカードでも使えるという印ではありません。銀行アプリ側がその方式に対応し、タイへの支払いと該当する越境決済網につながっている必要があります。標準のカメラでコードを読めても、代金を送れるとは限りません。
タイ銀行は、参加国・地域や事業者との越境QR接続を公表しています。ただし、対応するアプリと店側のQR方式まで一致する必要があり、対象国に住んでいるだけでは十分ではありません。出発前に銀行やウォレットを確認し、現地では少額のテスト決済をしてから頼りにしましょう。
旅行者向けの選択肢:TAGTHAi Easy Pay
タイ政府は2025年、海外旅行者向けにTAGTHAi Easy Payを発表しました。TAGTHAiアプリと、カシコン銀行のプリペイドPAY&TOURカードを連携する仕組みです。案内されている手順では、対象の両替窓口でパスポートを提示してカードを受け取り、外貨両替でチャージした後、アプリ内で連携します。
小さな店でも使えるQR決済
タイ銀行の調査では、稼働中のQR決済拠点は約100万か所ありました。一方、越境QRはまだ初期段階です。対応する越境QRは使えても、カードを受け付けない小規模店もありました。つまり互換性のあるQRは、クレジットカードの代わりというより、別の店へ届く支払い手段です。
7秒でできる安全確認
- 承認する前に、アプリに表示される加盟店名を確認してください。
- バーツの金額を自分で入力するか、表示額を確認します。
- 店のQRコードが見知らぬ人に貼り替えられたり、別のコードで覆われたりしていないか確認します。
- アプリで決済完了を確認してから、完了画面を店員に見せます。
- 返金や取消も、同じ信頼できるアプリ内で確認します。
- 支払いのためだけに見知らぬWi-Fiへ接続せず、信頼できるモバイル通信を使います。
店頭のQR決済とカード用QRを混同しない
QRコードによっては、PromptPayではなくカード網や民間ウォレットを経由します。自分のアプリと確認画面に表示されるサービス名を確認してください。通貨、店名、金額が違う場合は、途中で修正しようとせず決済を中止します。
QR決済が使えないときの対処法
まずカードを使えるか店に確認し、使えなければバーツで払いましょう。QRはほかの支払い手段を置き換えるものではありません。小さな店で使える選択肢を一つ増やしつつ、失敗したときはカードか現金へすぐ戻れる形が理想です。
