Pixは、参加銀行や決済機関を通じて24時間使えるブラジルの即時決済システムです。旅行者なら誰でも空港でダウンロードできる単独アプリではありません。この違いを知っておくと、店頭で迷わずに済みます。
QRコードだけでは支払えない
Pixはアプリ名ではなく、決済の仕組み
ブラジル中央銀行が基盤とルールを運営し、銀行や決済機関が自社アプリやオンラインバンキングにPix機能を組み込みます。そのため「旅行者向けPix」をうたうサイトは、QRコードだけでPixへの接続を作るのではなく、独自の口座、ウォレット、送金サービスを提供しています。
Pixキーは宛先。利用資格ではない
PixキーにはCPF・CNPJ番号、メールアドレス、電話番号、ランダムキーなどを使え、受取人を探しやすくします。支払うだけなら自分のキー登録は不要ですが、利用中の事業者がPix送金に対応している必要があります。
確定前に受取人を確認
正規のQRコードを読み取ると、送金先の個人名または店名と金額が表示されます。確定画面でいったん止まり、受取人名、加盟店名、合計額を確認してください。別のコードの上にシールが貼られている場合や、店側が金額を入力した場合は特に注意しましょう。
Pixのみと言われても慌てない
小さな店では、入金が速いPixを好むことがあります。Pixを使えないなら、注文前に「cartão?(カードは?)」または「dinheiro?(現金は?)」と尋ねましょう。主要観光地ではカードや現金も広く使われるため、Pixは便利な選択肢であって、唯一の支払い手段にする必要はありません。
使うなら出発前に準備。使えなくても大丈夫
普段から利用する規制対象の金融サービスがブラジルのPix QR支払いに対応しているなら、出発前に設定し、手数料も確認しておきましょう。店頭で列ができているときに、見知らぬ金融口座を開くのは避けてください。手数料の低いカードと少額のレアルがあれば、Pixなしでも十分に旅行できます。
