持ち歩く現金を決める

UAE旅行では現金をいくら持つ?

持ち歩く現金は、1日の予算全額である必要はありません。カード、アプリ、交通カードで払えない場面を補えるだけのディルハムを用意しましょう。

UAEはカードを基本に旅行しやすい国です。ホテル、ショッピングモール、観光施設、都市部のレストランでは一般にカードが使えます。一方、アブダビの公式観光案内では、小さな店やスークに備えて現金を用意するよう勧めています。ディルハム現金は、旅行予算の全額を持ち歩くためではなく、必要な場面を補う予備と考えましょう。

最初に用意する金額の目安 カードを中心に使う都市旅行なら、まず300ディルハムを目安にしましょう。スーク、タクシー、小さな売店をよく利用するなら400~600ディルハム、家族旅行や現金を使う場面の多い日帰り旅行なら600~1,000ディルハムが目安です。使い切るための予算ではなく、予備として用意する金額です。

行程に合った予備の現金を選ぶ

AED 300:都市部中心の軽い備え旅行者1人で、ホテルや観光施設ではカードを利用。タクシー、軽食、チップ、決済端末の不具合に備える現金です。
AED 400~600:支払い方法が混在する日スーク、個人経営の食堂、数回のタクシー利用など、カードが使えるか予測しにくい行程に。
AED 600~1,000:グループ旅行の予備家族旅行、普段滞在する都市から離れる日、次のATMまでに現金払いの立ち寄り先が多い行程に。
AED 300未満初日を過ごしてカードが使えることを確認し、交通カードにチャージ済みで、銀行ATMも利用しやすいなら、300ディルハム未満に抑えることもできます。

これらの金額は出発点となる目安です。宿泊、大きなレストラン、買い物、事前予約のアクティビティは、通常、条件のよいカードで支払うと便利です。

必要な支払いから現金額を組み立てる

現金の役割備えたい場面使いやすい紙幣の額面
タクシーまたは予期せぬ乗車カード端末やアプリで決済できないとき。20ディルハムと50ディルハム
スークや小さな店現金払いが好まれる買い物や、価格交渉をしやすくしたいとき。10、20、50ディルハム
ちょっとしたチップポーター、係員、客室清掃へのお礼や、端数の切り上げ。5、10、20ディルハム
食料と水個人経営の食堂、売店、移動途中の立ち寄り先。5、10、20ディルハム
交通カードの準備現金のほうが便利な場合に、nolカードやHafilatカードを購入・チャージするため。20ディルハムと50ディルハム
急な支出への予備カードの問題を解決する間の、追加の移動1回と簡単な食事に。50ディルハムと100ディルハム

AED 300を使いやすい額面に分ける

2×50ディルハム移動費や、少額の買い物の中では高めの支払い
5×20ディルハム食料、交通、スークの支出
5 × 10ディルハムちょっとした買い物とチップ
10 × AED 5水の購入、端数の切り上げ、直接渡すお礼

この例は、ATMでそのまま出てくる組み合わせよりも小額紙幣を多くしています。最初の100ディルハム紙幣は、スーパー、ホテルのフロント、有人の店などで崩しましょう。カードで払える買い物ではカードを使い、小額紙幣を必要な場面のために残しておきます。

現金を3か所に分けて持つ

  • 普段使う財布: 次の数時間に使う100~200ディルハムを小額紙幣で。
  • 予備ポケット: 50ディルハムまたは100ディルハム紙幣1枚を、普段の財布とは別に。
  • ホテルに置く予備: 残りの現金と2枚目のカードは安全に保管してください。

財布を1つなくしても、すべての支払い手段を同時に失わないようにするための分散です。隠し場所を工夫することより、予備を別に確保することが目的です。

交通カードの残高は現金と分けて考える

ドバイRTAの公共交通では、車内で直接現金を払うのではなく、nolカードや乗車券を使います。アブダビの公共バスではHafilatを使います。チャージした残高はすでに移動用に充てたお金なので、手元の予備現金には数えないでください。

必要なタイミングで補充する 手元の現金が、タクシー1回、簡単な食事1回、少額のチップを賄えない程度になったらATMで補充しましょう。毎日決まった時間に引き出すより、必要額を目安にするほうが実用的です。

回数を抑え、計画的に引き出す

銀行ATMの利用手数料に加え、自分の銀行から海外出金手数料を請求される場合があります。必要額を考えて1回で引き出すほうが、少額を何度も引き出すより手数料を抑えやすくなります。手数料画面を確認し、不要な自国通貨換算を避けてAEDを選びましょう。明細を受け取り、高額紙幣はお釣りを用意しやすい店で崩してください。

ドルとの固定相場でも手数料はかかる

中央銀行は、1米ドルあたり約3.6725ディルハムで米ドルとの固定相場を維持しています。米ドルを基準に考える旅行者には安定した目安になりますが、カード会社、ATM、両替所は独自の為替差益や手数料を加える場合があります。

旅行予算をすべて現金で持ち歩かない

宿泊代の残額、大きな買い物、事前予約のアクティビティは、通常、適切なカードで払うほうが便利です。記録が残り、多額の現金を持ち歩かずに済みます。60,000ディルハムを超える現金、または同等額の対象金融商品・貴重品を携行してUAEに入出国する場合は申告が必要です。その基準に近い金額を持つなら、最新の税関案内を確認してください。