UAEはカードを基本に旅行しやすい国です。ホテル、ショッピングモール、観光施設、都市部のレストランでは一般にカードが使えます。一方、アブダビの公式観光案内では、小さな店やスークに備えて現金を用意するよう勧めています。ディルハム現金は、旅行予算の全額を持ち歩くためではなく、必要な場面を補う予備と考えましょう。
行程に合った予備の現金を選ぶ
これらの金額は出発点となる目安です。宿泊、大きなレストラン、買い物、事前予約のアクティビティは、通常、条件のよいカードで支払うと便利です。
必要な支払いから現金額を組み立てる
| 現金の役割 | 備えたい場面 | 使いやすい紙幣の額面 |
|---|---|---|
| タクシーまたは予期せぬ乗車 | カード端末やアプリで決済できないとき。 | 20ディルハムと50ディルハム |
| スークや小さな店 | 現金払いが好まれる買い物や、価格交渉をしやすくしたいとき。 | 10、20、50ディルハム |
| ちょっとしたチップ | ポーター、係員、客室清掃へのお礼や、端数の切り上げ。 | 5、10、20ディルハム |
| 食料と水 | 個人経営の食堂、売店、移動途中の立ち寄り先。 | 5、10、20ディルハム |
| 交通カードの準備 | 現金のほうが便利な場合に、nolカードやHafilatカードを購入・チャージするため。 | 20ディルハムと50ディルハム |
| 急な支出への予備 | カードの問題を解決する間の、追加の移動1回と簡単な食事に。 | 50ディルハムと100ディルハム |
AED 300を使いやすい額面に分ける
この例は、ATMでそのまま出てくる組み合わせよりも小額紙幣を多くしています。最初の100ディルハム紙幣は、スーパー、ホテルのフロント、有人の店などで崩しましょう。カードで払える買い物ではカードを使い、小額紙幣を必要な場面のために残しておきます。
現金を3か所に分けて持つ
- 普段使う財布: 次の数時間に使う100~200ディルハムを小額紙幣で。
- 予備ポケット: 50ディルハムまたは100ディルハム紙幣1枚を、普段の財布とは別に。
- ホテルに置く予備: 残りの現金と2枚目のカードは安全に保管してください。
財布を1つなくしても、すべての支払い手段を同時に失わないようにするための分散です。隠し場所を工夫することより、予備を別に確保することが目的です。
交通カードの残高は現金と分けて考える
ドバイRTAの公共交通では、車内で直接現金を払うのではなく、nolカードや乗車券を使います。アブダビの公共バスではHafilatを使います。チャージした残高はすでに移動用に充てたお金なので、手元の予備現金には数えないでください。
回数を抑え、計画的に引き出す
銀行ATMの利用手数料に加え、自分の銀行から海外出金手数料を請求される場合があります。必要額を考えて1回で引き出すほうが、少額を何度も引き出すより手数料を抑えやすくなります。手数料画面を確認し、不要な自国通貨換算を避けてAEDを選びましょう。明細を受け取り、高額紙幣はお釣りを用意しやすい店で崩してください。
ドルとの固定相場でも手数料はかかる
中央銀行は、1米ドルあたり約3.6725ディルハムで米ドルとの固定相場を維持しています。米ドルを基準に考える旅行者には安定した目安になりますが、カード会社、ATM、両替所は独自の為替差益や手数料を加える場合があります。
旅行予算をすべて現金で持ち歩かない
宿泊代の残額、大きな買い物、事前予約のアクティビティは、通常、適切なカードで払うほうが便利です。記録が残り、多額の現金を持ち歩かずに済みます。60,000ディルハムを超える現金、または同等額の対象金融商品・貴重品を携行してUAEに入出国する場合は申告が必要です。その基準に近い金額を持つなら、最新の税関案内を確認してください。