日本の都市部では、海外発行のカードが幅広く使えます。JNTOによると、主要ホテル、百貨店、大型商業施設、都市部のレストランではVisa、JCB、Mastercardが一般的です。一方で、小さな店や地方、一部の宿泊施設では今も現金が必要になることがあります。
カードを使いやすい場所
カードやタッチ決済を使いやすいのは、利用できる決済ブランドを明示した規模の大きな店舗です。入口やレジ付近のロゴを確認しましょう。店が新しく見えてもカード対応とは限らないため、必要なら注文前に尋ねるのが確実です。
| 状況 | 支払いの目安 | おすすめの方法 |
|---|---|---|
| 都市部の大手ホテルや百貨店 | 国際カードは一般的に利用可能です | 通常はカードがいちばん簡単 |
| コンビニエンスストア | カード、タッチ決済、ICカードに対応する店が多い | レジで支払いロゴを確認する |
| 小さなレストランやショップ | 受け入れ状況はさまざまです | 小さめの円札を用意しておきましょう |
| 地方や観光地から離れた場所 | 現金だけの場面が増える | 大きな町を離れる前に現金を用意する |
| カード型ICチャージ | 一部の券売機やチャージ手続きでは現金が必要 | チャージ用の円を残しておく |
海外カード対応ATM:まず覚えたい2つの選択肢
JNTOは、海外カードを使えるATMとしてセブン銀行やゆうちょ銀行などを案内しています。セブン銀行は、セブン‐イレブンなど全国2万8,000台以上のATMで、多くの海外発行カードを利用できるとしています。ゆうちょ銀行も、対応ブランドのマークがある海外発行カードを全国のATMで受け付けています。
セブン銀行
セブン銀行ATMは、Visa、Mastercard、Maestro、Cirrus、UnionPay、American Express、JCB、Discover、Diners Clubなどの国際ブランドに対応しています。ただし、対象マークのあるカードでも必ず使えるとは限らず、利用可否や限度額はカードや取引方法によって異なります。
ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行は、Visa、Plus、Mastercard、Maestro、Cirrus、JCB、UnionPay、Discoverに対応しています。公式案内では、海外発行カードの1回の引き出し上限は現在5万円です。カードによっては、発行会社の手数料とは別に220円のATM利用料がかかる場合があります。営業時間はATMごとに異なり、連休中は変更されることがあります。
ATMに通貨換算を勧められたら
ATMが、引き出し額を自国通貨で確定するよう勧めることがあります。これはDCC(動的通貨換算)です。円を選ぶと、通常はカード会社や国際ブランドが後から換算します。自国通貨を選ぶと、ATM事業者のレートが使われます。
Visaのルールでは、DCCの画面に現地通貨と自国通貨の金額、換算レート、追加手数料や上乗せ率を表示し、利用者が承諾または拒否できる必要があります。見慣れた自国通貨だから有利とは限りません。条件がわかりにくい場合は換算を断り、不十分な説明や強引な案内があればカード会社へ相談しましょう。
ICカード:日本の「もうひとつの小銭」
SuicaやPASMOなど全国相互利用に対応したICカードは、電車やバスのほか、コンビニや自動販売機でも使えます。ただし、あくまで事前にチャージして使う決済手段で、カードや現金が必要なすべての場面を置き換えるものではありません。
出発前のお金チェック
- 海外での購入と現金引き出しが有効になっていることを確認します。
- 発行者の海外取引およびATM手数料を確認してください。
- 銀行やATMによって設定されている引き出し限度額を把握してください。
- 2枚目のカードを持参し、別に保管してください。
- 紛失したカード発行者の連絡先詳細を財布の外に保存してください。
- 少額の円を用意して到着するか、最初に使うATMを決めておきましょう。